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21.6.22 会報第15号


NPO法人 移植への理解を求める会 会報第15号 

            
求める会がNPO法人に

8月2日・宇和島 記念講演会を開催
臨床研究推進テーマに


 移植への理解を求める会は、修復腎移植の推進(再開)を目的に、この3月、愛媛県に特定非営利活動法人(NPO法人)の申請をしていましたが、5月25日付で認可されました。6月10日に法務省への登記手続きを行い、同日から正式にNPO法人としての活動をスタートしました。

 理事長は求める会の向田陽二代表、副理事長は同会の野村正良幹事。事務所はこれまで通り、松山市鷹子町928-2の河野和博さん(理事)方です。

 NPO法人の発足に伴い、下記の通り、8月2日(日)、宇和島市で記念講演会を開くことになりました。多くの方々のご参加をお待ちしています。


 <NPO法人発足記念講演会>

と き 8月2日(日)午後1時30分~4時
ところ 宇和島市栄町港3丁目303
     JA宇和島農協会館5階ホール
内 容 講 演 午後1時30分~3時20分
    ▽講 師 小川 由英先生(東京西徳洲会病院泌尿器科顧問)
テーマ「修復腎移植再開へ-臨床研究をどう進めるか」(仮)
    ▽ゲスト 万波誠、光畑直喜、西光雄、万波廉介の各先生ら(予定)
アトラクション 午後3時30分~4時
有森智子さん(松山市・腎移植者)のハープ演奏と仲間の合唱・踊り

問い合わせ
    NPO法人移植への理解を求める会事務局
松山市鷹子町928-2 河野方 電話089-970-3943

 
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事務局から 移植への理解を求める会をNPO法人化したのは、修復腎移植推進(再開)への活動を、全国的に展開していこうというのが狙いです。また1)社会的な認知度を高める 2)活動資金の支援をより広く募る-ことなどが期待されます。今後とも一層のご支援、ご協力をよろしくお願いします。
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移植望む患者の救済訴え
修復腎訴訟 第1回口頭弁論
4月21日・松山地裁 支援者100人集う


 日本移植学会幹部が、虚偽発言などによって修復腎移植を否定し、厚労省の禁止方針を導いたのは、患者の治療選択権と生存権の侵害に当たる-として、患者原告団が学会幹部5人に計6,050万円の損害賠償を求めた修復腎移植訴訟の第1回口頭弁論が4月21日午後、松山地裁で開かれました。

原告側は、野村原告団長(移植への理解を求める会幹事)ら原告6人と林秀信弁護団長(同会岡山支部事務局)ら弁護人6人。被告側は弁護人3人が出廷。原告側意見陳述では、花岡淳吾さん(岐阜県高山市)、長谷川博さん(香川県丸亀市)、野村原告団長(松山市)、林弁護団長(岡山市)の順に意見を述べました。
花岡さんは「透析では長く生きられない。移植学会は、修復腎移植の医学的妥当性を探る努力を放棄し、故意に事実を歪めて非難している。修復腎移植に対して、異論があるなら、きちんと検証し、その根拠を示すべきではないか」と抗議。長谷川さんは「社会復帰するために移植を受けたい。修復腎移植が禁止されたままだと、私たちの生きる望みは絶たれてしまう。われわれの生きる希望を踏みにじらないでほしい」と訴えました。
  
野村原告団長は「私は修復腎移植で命を助けられた。自身の体験から、一人でも多くの方が、移植を受けて元気になってほしい。そのためにも修復腎移植を一日も早く実施できるようにしてほしい。学会幹部の方々が、いまだに修復腎移植を全面否定していることは、絶対に許せない」と被告らを非難しました。
林弁護団長は「被告らは、あえて誤った批判を繰り返したものであり、修復腎移植に一縷の望みを抱いている患者にとっては許し難く、その責任を問われてしかるべきものです」と、学会幹部の姿勢を追及。「この裁判の本質的な意義は、裁判を通じて、修復腎移植が速やかに進められ、腎不全で苦しんでいる多くの患者が救われることです」と裁判の意義を述べました。

これに対し、被告側は、答弁書で「医師としての良心に従い意見しただけ」などとして、全面的に争う姿勢を示しています。また「高度に専門的な医療行為の認否を判断対象とするもので訴訟になじまない」としたうえで、「幹部の発言は学問的な確信に基づき、何ら不法行為に該当しない」と反論しています。
 この日は、患者原告団の支援者ら約100人が、松山地裁に隣接する坂の上の雲ミュ-ジアム前に集合。「修復腎移植は患者の希望の灯」などと書いたプラカードを掲げ、地裁前まで行進。このあと、抽選で傍聴券を手にした38人が、傍聴席で意見陳述に耳を傾けました。

  口頭弁論の終了後、午後3時から松山全日空ホテル3階ローズホールで報告集会も開かれ、記者団を前に、原告がそれぞれ、口頭弁論の感想を述べました。また弁護団から、裁判の見通しなどについての説明がありました。 


第2回口頭弁論は6月30日
第2回口頭弁論は、6月30日(火)午後1時半から、松山地裁で開かれます。
 会員の皆さんをはじめ支援者の方々は、午後1時、同地裁に隣接する「坂の上の雲ミュージアム」前に集合をお願いします。このあと、原告団と一緒に入廷し、傍聴していただく予定です。一般傍聴席は38席あり、あふれた場合は、前半、後半に分けて傍聴していただくつもりです。
 今回はごく短時間で終わりますが、修復腎移植推進への運動を盛り上げるために、時間の許せる方は、ぜひ傍聴をよろしくお願いします。
なお、同日は口頭弁論の後、午後2時から松山全日空ホテル4階ガーネットルームで報告集会を予定しています。時間のある方は、ぜひご参加いただければ幸いです。

<第2回口頭弁論関連日程>
1)口頭弁論
 と き 6月30日(火)午後1時半~2時(予定)
 ところ 松山地裁
2)報告集会
 と き 同日午後2時~3時(同)
 ところ 松山全日空ホテル4階ガーネットルーム     
【問い合わせ】移植への理解を求める会事務局 
河野 和博方 電話 089-970-3943


 メモ                                    
<原 告>
愛媛、広島、岐阜の透析患者4人と移植者2人。理解を求める会から向田理事長と野村副理事長(修復腎=ネフローゼ腎の移植者)らが参加。

<弁護団>
薦田伸夫、岡林義幸、山口直樹=以上松山市=、林秀信(尿管がんの移植者)、光成卓明、東隆司=以上岡山市=の各弁護士6人。

<被 告>
田中紘一前理事長、大島真一前副理事長、寺岡彗理事長、高原史郎副理事長と相川厚理事。

<訴訟の目的>
修復腎移植を否定する学会幹部らの不法性と、修復腎移植の正当性を明らかにする。

<訴状の骨子>
学会幹部らに対し「修復腎移植医療の正当性の判断に当たって、その意見が社会的影響力を有する立場にある移植医療、泌尿器系医療などの専門家であり、かつ関係学会の幹部の地位にある者が、修復腎移植に関して、真実と異なり、もしくは真実を歪曲した不利な事実、意見を社会、関係する官庁、議員、学会、報道機関などに流布させる行為は、民法上の不法行為における『違法な侵害行為』に該当するものである」としています。


長谷川さんが急死 原告3人目

 皆さまに悲しいお知らせをしなければなりません。修復腎移植訴訟の原告の一人で、糖尿病から性慢性腎不全となり、透析生活を送っていた香川県丸亀市の長谷川博さん(49)が、5月3日、同市内の病院で急死されました。ご家族の話によると、前日の朝、大量の下血があり、同病院で手当てを受けていました。亡くなられたのは下血による出血多量が原因とのことです。

 元教員の長谷川さんは、社会復帰の意欲が強く、修復腎移植を受けて透析生活から離脱し、社会のお役に立ちたいと望んでおられました。4月21日に開かれた松山地裁での第1回口頭弁論にも出席し、患者としての思いを切々と訴えられたばかりでした。
原告のメンバーでは提訴を前に、昨年11月に亡くなられた広島県呉市の下西由美さん(48歳)、同12月に亡くなられた兵庫県加古川市の有末佳弘さん(50歳)に続いて3人目の「犠牲者」です。

 修復腎移植が禁止されなければ、3人とも助かっていたかもしれません。そう思うと無念でなりません。今は、これ以上犠牲者を出してはならないという思いが募るばかりです。
それにつけても、患者の救済を放棄して、かたくなに修復腎移植を否定する日本移植学会の幹部の方々の姿勢には、激しい憤りを感じます。この訴訟を通じ、私たちはあらためて、1日も早い修復腎移植の再開を強く訴えていきたいと思います。皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

故長谷川さんの原告継承 母フヂヨさん
亡くなられた長谷川博さんの遺志を継ぎ、母親のフヂヨさんが原告を継承することをご快諾いただきました。突然の博さんのご不幸で、深い哀しみの中におられたフヂヨさんですが、原告団のお願いに対し、「博の願っていることなので、一生懸命努めさせていただきます」とのコメントをいただきました。ありがとうございました。


会報第15号  
2009年
6月22日(月) 発 行発行者 移植への理解を求める会 代 表 向田 陽二
     〒798-4101愛南町御荘菊川2290 電話0895-74-0512
編集者             幹 事 野村 正良
〒791-8006松山市安城寺町1746-8 電話089-978-5434 
発行所             事務局 河野 和博
〒790-0925松山市鷹子町928-2   電話089-970-3943
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by shufukujin-kaihou | 2009-06-27 12:23 | 会報第15号