2018.7.6 itv Nスタ
緊急報告
修復腎移植が先進医療に!
厚労省会議 条件付き承認、一部保険適用へ
徳洲会グループによる修復腎移植の先進医療申請が厚労省の専門家会議で5日、ようやく認められました。レシピエント(移植者)の選定委員に関係学会の推薦者を入れるという条件付きですが、これは問題なくクリアされる見通しです。
最初の申請から7年、2007年にこの移植が禁止されてから11年。時間がかかり過ぎましたが、修復腎移植再開への大きな前進であり、徳洲会グループのご努力をはじめ、多くの団体、個人のご支援にあらためて感謝するとともに、先進医療の承認を皆さんと喜び合いたいと思います。
厚労省によると、徳洲会グループの宇和島病院と東京西病院で、9年間の予定で臨床研究を進め、4年間で42例の実施を目指し、5年間で安全性や有効性を確認するとしています。また、手術費用などを除く医療費が保険適用されるようになります。
今後は移植を待つ患者さんが一人でも多く救われるよう、一般医療としての早期再開を願いたいと思います。
それにつけても、これまで10年余り、先頭に立って移植医療を進めるべき学会の先生方が、一度も修復腎移植と真剣に向き合うことなく、その排除のために躍起となり、移植を望む患者を踏み付けにしてきた理不尽な態度は、忘れるわけにはいきません。先生方には深く反省し、二度とこのようなことがないよう、患者とともに歩む医療を進めていただきたいと思います。(写真:修復腎移植の先進医療申請を審議する専門家会議=5日・厚労省)