NPO法人会報第18号(第34号)


      NPO移植への理解を求める会 会報第18号          

第3回口頭弁論は8月5日

修復腎移植訴訟の控訴審

 裁判長 高原被告の陳述書要請

 修復腎移植訴訟控訴審の第2回口頭弁論が、5月29日(金)午後、高松高裁で開かれました。 裁判を支援するNPO法人移植への理解を求める会は、今回も傍聴を希望する人のために、愛南町から高松高裁まで送迎バスを運行し、バス乗車の人たちを含め約20人が傍聴にかけつけてくれました。

 口頭弁論では、原告側から修復腎移植の保険適用の資料として、光畑直喜先生(呉共済病院泌尿器科部長)が保険診療として同移植を実施してきた医師の立場から、野村正良原告団長が同移植を受けた患者の立場から、それぞれ陳述書を提出しました。

 原告側が要請した3人の証人(高原史郎被告=日本移植学会

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      入廷前に行進する原告と支援者 529日、高松高裁)

理事長=の本人尋問と厚生労働省の戸口崇・健康局長、原口真・臓器対策室長=いずれも当時=の証人尋問)については、裁判長が「今回は保留とし、次回以降に採否を決める」と述べました。

ただし、高原被告の本人尋問については、原告側が指摘する高原データについての疑問に答える陳述書を提出するよう弁護人に要請し、その内容を見て証人申請の採否を決めるとしました。

 高原データは成績の悪い市立宇和島病院のデータだけを選んでいることや、データの原資料、分析方法についての疑問などもあるだけに、高原被告の陳述書の内容と、裁判所の判断が注目されます。

 なお、次回の第3回口頭弁論は8月5日(水)午後1時半からと決まりました。

                   

メモ> 前回と同様、開廷前に入場行進をしたいと思いますので、傍聴できる方は、午後1時15分までに高松高裁前に集まっていただくようお願いします。

なお、NPO法人移植への理解を求める会では、前回と同様、愛南町―高松高裁間の送迎バスを運行します。乗車を希望される方は7月31日までに事務局(河野和博事務局長)=電話089-970-3943まで、ご連絡ください。



第7回定期総会
5月31日・宇和島で開く

NPO法人移植への理解を求める会の第7回(2015年度)総会が、5月31日(日)午前11時から、宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターで開かれました。

役員と正会員ら約20人が参加し、前年度の活動報告、決算報告、本年度の活動計画案、予算案などを審議し、すべて原案通り可決しました。

本年度の活動計画では 1)修復腎移植の推進、啓発活動 2)臨床研究のレント選定確認の開催 3)修復腎移植訴訟の支援活動 4)会報発行 5)ホームページの運営-などの事業を、引き続き進めていくことを確認しました。



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救える命見殺しにする移植学会

高橋幸春さん「だれが修復腎移植をつぶすのか」出版

 NPO法人移植への理解を求める会の活動を全面的に支援し、修復腎移植推進のために精力的な執筆活動を続けている作家・高橋幸春さんが、このほど「だれが修復腎移植をつぶすのか~日本移植学会の深い闇」を、東洋経済社から出版されました。

修復腎移植を取り上げた高橋さんの著書は、医療ミステリー「死の臓器」(文芸社文庫、麻野涼=ペンネーム、2013年2月)、ノンフィクション「透析患者を救う~修復腎移植」(彩流社、同11月)に続いて3冊目です。

前著の「透析当患者を救う~」は修復腎移植の問題の背景と経過を資料を交えて詳述するとともに、修復腎移植にかたくなに反対する日本移植学会の理不尽さを浮き彫りにした書で、今回の「だれが~」はその続編ともいえる書です。 

帯に「救える命を見殺しにする医療権力の正体」とあるように、幹部らが面子や既得権益維持などのために患者を見殺しにし、理屈抜きで修復腎移植を排除しようと暴走する学会の深い闇を鋭くえぐっています。

「万波医師はなぜおとしめられたのか」「立ち上がる患者たち」「世界に広がる修復腎移植」「執拗な修復腎移植つぶし」「拡大する日本移植学会の矛盾」など、9章で構成。最新の情報も盛り込まれ、読みやすく、分かりやすい書となっています。1、500円+

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<内容紹介>救える命」を見殺しにする医療権力の正体とは――。日経連載小説『禁断のスカルペル』のモデルにもなった“医療界のタブー”に迫った本格的ノンフィクション。 

000例を超える手術実績、海外からも高く評価される修復腎移植(下記)の先駆的な技術を持ちながら、不当なバッシングにさらされ保険医登録抹消寸前まで追い込まれた万波誠医師ら「瀬戸内グループ」の移植医療の真実の姿を、10年にわたる取材で詳細に明かす。 
 万波つぶしに狂奔し移植の機会を奪ったとして患者団に訴えられた日本移植学会幹部への取材も収録。現在31万人を超え、年々1万人増加している透析患者(1人年間500万円を国が負担)による財政圧迫の問題、「2兆円市場」となった人工透析にからむ利権問題にもメスを入れる。
 真に患者のQOL(生活の質)を優先する医療として世界的に評価される修復腎移植を世に問うとともに、日本の医学界のモラルと体質を厳しく追及する。 



出版社からのコメント

世界的潮流の修復腎移植を認めず、多くの患者の命を見殺しにしている日本移植学会の姿勢は、もはや「第二のミドリ十字事件」といってもいいのではないでしょうか。多くの「救える命」を救うためにも、この実態を知っていただきたいと思います。(以上、Amazonのホームページから)

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<内容紹介>「救える命」を見殺しにする権力の正体。患者に慕われるカリスマ医師・万波誠(宇和島徳洲会病院)はなぜ汚名を着せられたのか? 医療透析患者の希望の光であり、世界的な新潮流である修復腎(病気腎)移植の道を、なぜ日本移植学会と厚労省は閉ざすのか?―日経連載小説「禁断のスカルペル」のモデルにもなった医療界のタブーに迫る本格的ノンフィクション。

たかはし・ゆきはる 1975年に早稲田大学第1文学部を卒業後、ブラジルへ移住。邦字紙勤務を経ヘて1978年に帰国し、以後フリーライターとして活動。高橋幸春名でノンフィクションを執筆。1991年に「蒼氓の大地」(講談社)で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。「悔恨の島ミンダナオ」(講談社)、「絶望の移民史」(毎日新聞社)、「日系人の歴史を知ろう」(岩波書店)など。
2000
年に初の小説「天皇の船」を麻野涼のペンネームで上梓。以降、小説は同ペンネームで刊行し、2003年、「国籍不明(上・下)」(講談社)が第6回大藪春彦賞候補。
 「文藝春秋」2013年8月号で万波誠医師の手記「私はなぜ『臓器売買・悪徳医師』にされたのか」を取材・構成。大反響を呼び、同誌の翌9月号で「日本移植学会よ、驕るなかれ」(瀬戸内グループから学会への公開質問状)を発表した。        
  (「BOOK」データベースから)



  お知らせ                                        

麻野涼(高橋幸春)著 医療サスペンス

「死の臓器」TVドラマ化

全5話 WOWOWで好評放映中

修復腎移植をテーマにした作家・麻野涼(高橋幸春)著の医療サスペンス「死の臓器」(文芸社文庫))がテレビドラマ化され、7月12日からWOWOWで好評放映中です。番組は「日曜オリジナルドラマ『連続ドラマW死の臓器』」(毎日曜日午後10時、全5話)です。ぜひ、ご覧ください。

小泉孝太郎さん、武田鉄矢さんら出演

監督は佐藤祐市、植田泰史、脚本は高山直也、鈴木智。出演は小泉孝太郎、武田鉄矢豊原功補、小西真奈美、小木茂光、川野直輝、新妻聖子、柴俊夫 といった顔ぶれです。

あらすじ)テレビ番組の制作会社のディレクター・沼崎恭太(小泉孝太郎)は、富士の樹海で女性の遺体を発見する。法医解剖で凍死と判断されたが、片方の腎臓が摘出されていることも判明。刑事の白井(豊原功補)は、心に何か引っ掛かるものを感じる。
一方、療聖会日野病院では、患者の高倉治子が人工透析を受けていた。治子の体は限界に近づいており、娘の裕美は主治医の日野誠一郎(武田鉄矢)に自分の腎臓を母に移植するよう懇願。しかし日野は頑として受け付けない。
 そんな中、救愛記念病院にけがをした男女が搬送されてくる。男女にあったそれぞれの手術痕から院長の大田勇(小木茂光)は、この男女の間で行なわれた腎臓移植を知る。そしてその腎臓が金で売買されたことを知り、警察に通報。執刀した日野は警察に任意同行を求められる。そのニュースに触発された沼崎は、樹海で見つけた遺体と臓器売買の関係について継続取材を決意。やがて医療現場の闇に近づいていく。


NPO設立9周年記念プリント作成

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NPO法人移植への理解を求める会が、旧求める会時代から通算して、発足9年目を迎えたのを機に、これまでの活動の写真を1枚にまとめた記念プリント(写真右)を作成しました。

作成したのはホームページの運営と写真を担当している理事の井手広幸さん(松山市)です。これまで撮りためた1000枚以上の写真データの中から、70枚を選び、4つ切り(縦25㌢、横36㌢)の写真用紙に「シャッフルプリント」(カラー)しました。

希望者には8月末まで800円、9月以降は1、000円で配布します。額縁付きは500円追加。申し込みは事務局(河野和博事務局長)=電話089-970-3943まで。この記念プリントが、これまでの活動の記念となり、今後の活動の励みになることを願っています



  新聞報道から                                        

親族間の修復腎移植4例目

   宇和島徳洲会 第三者間含め16例目 

 医療法人徳洲会は8日、宇和島市住吉町2丁目の宇和島徳洲会病院で、臨床研究として進めている病気腎(修復腎)移植の親族間4例目の手術を実施したと発表した。親族間は3月以来。第三者間を含めた移植は16例となった。
 同法人によると、生体腎移植の術前検査で小径腎腫瘍が見つかった東京都東村山市の男性(64)が、腎不全で人工透析を受けている妻(62)に腎臓を提供した。8日正午ごろから、同病院で万波誠医師らが執刀し、腎臓を摘出。腫瘍切除後に臓器を修復し、午後9時50分に移植を終えた。
 長時間に及ぶ手術となったが、ドナー(提供者)、レシピエント(被移植者)ともに術後の経過に異常はないという。                (
201579日付・愛媛新聞)


            報第18

(通算34)2015

7月15

(水)発行

発行者 NPO法人移植への理解を求める会  理事長 向田 陽二

798-4101愛南町御荘菊川2290    電話085-74-0512

編集者                  副理事長 野村 正良

       〒791-8006松山市安城寺町1746-8    電話089-978-5434

発行所                  事務局長 河野 和博

       〒790-0925松山市鷹子町9282     電話089-970-3943




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by shufukujin-kaihou | 2015-07-14 17:13 | NPO会報第18号(34号)
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